哲学者の顔が完全に強いです。
ぶっ殺してやるぜ……っ!という感じがします。
私は「バキ」好きなので、この表紙ですでにひかれるものはありました。
哲学者を格闘家に見立てて、彼らの得意技を紹介するという
前代未聞の手法で心をわしづかみにされましたね。
遊心さんがはじめて読んだときはどんな印象受けましたか?
もう何年か修行した後でしたよね。
三年目?くらいでしたかね。
表紙の印象もあって、はじめは正直イロモノあつかいしていたんですど
全部読んでみたあとは、すっかりハマってしまいました。
わかりやすい説明の中で、重要な仏教の実際が描かれていることに感動しました。
ひかえめにいって天才です。
遊心さんがべた褒めは珍しいですね。
でも、確かにその通りだとおもいます。
私も昔から仏教の本をたくさん読んできましたが
はじめにこの本を読んだときに、今までバラバラだった仏教の情報が
明確につながりを持って理解できた気がしました。
もちろん、読者が東洋思想自体に興味があれば言うことなしですが
何より、これから仏教をしりたい!
という人に読んでもらいたい一冊です。
すでにある程度の知識と経験がある読者にとっても
なお、魅力が増すような作品だと思います。
この一冊を読んで仏教の根幹がいっぱつでわかった!
という人がいてもおかしくない。ってくらいに
とんでもない作品と言ってもいいと思います。
個々の人物の思想や仏教の歴史の細かいお勉強的内容はともかく
飲茶さんの表現と伝え方が抜群に良いんだよね。
特にあのコラム!秀逸!
もはや法華経並み。
お坊さんとはいえ、急に法華経とか言い始めると周りに引かれますよ?
永平寺いる時も、そんな感じでこの本を周りの修行僧に 布教 おすすめしていましたよね……。
比喩のうまさが法華経並みという比喩はかなり的確だと思うのですが?
若い人は法華経とか読んだことがない人多いですから……。
道宣さんがこの本おすすめしているときの彼ら、目が完全に恐怖でしたからね。
『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』を法華経にたとえておすすめするのはどうかと……。
いえ、私も法華経は好きですが。
「史上最強の東洋哲学入門」と比べるのはちょっと……。
私なんか「哲学入門」の単行本と文庫版とKindle版、ぜんぶもってますよ。
それは…好きですね……。
いつかはちゃんとブックレビューしたいな。
ブックレビューいずれしっかり書きましょー。
バキの作者、板垣先生が書いた表紙でも有名になった一冊です。