「だから仏教は面白い! 」魚川祐司さんです！
きました！
これも仏教に興味がある全人類に読んでほしい一冊です。
できることなら最初から『仏教思想のゼロポイント』を読んで欲しいんだけどね。
できればそうですが、いきなり『ゼロポイント』を読むよりも
こちらから入るほうが、わかりやすいって人のほうが多いと思います。。
えー？なんでですか？興味がある人なら『ゼロポイント』のほうが読み応えあってよくない？
もちろん、『ゼロポイント』は大変な名著ですが
魚川さんのすばらしさは文献的研究にもとづいて
仏教にこれまで関心がなかったような人にも伝わる
その語り口にあるとおもうんです。
そこはその通りですね。
一番の魅力だと思います。
付け加えれば、文献学的なだけでなく
ご本人が仏教の実践をミャンマーで行っているということがある。
いわゆる単なる「学者」ではないということです。
言葉を借りるのであれば、その実践から生まれている「風光」が魚川さんの素晴らしさであり……
ちょっと待ってください。
え？
おっしゃることは分かりますが、そのおすすめの仕方、やめてもらっていいです？
なんでだよ！一番の魅力でしょ！？
いや、そうですが。
『だから仏教は面白い』においての主眼は伝わりやすさです。
たとえば、「おっぱい」という単語を全編通して100回近くつかって仏教を解説した書籍
全世界におそらく、この一冊だけです。
それを小難しく紹介したら、よくわからないことになっちゃいます。
そうか……。そうだね。
そういえば、この本は、実際にインターネット上で
魚川さんが行ったライブ配信がもとになっているので
実際に語っているように書かれているんですよ。
道宣さん修行しに来る前からファンでしたもんね？
私は『ゼロポイント』から読んだんですが。
そうなんです。
実は僕、この生放送聞いてたんですよ。
まだ『ゼロポイント』刊行前でしたね。
実際に魚川さん、おっぱいって使ってました？
うん。１００回なんてもんじゃなかった。
想像するとちょっとアレですが、確かに例えとしては的を射ています。
おっぱいの的……
黙ってください。
おっぱいではなく、仏教の解説における的です。
うん。
あと他にも「異性とは目も合わせないニート」とか
「世界を終わらせる」とかあるよね。
人の目を引く刺激的なたとえが、とってもうまく使われています。
ただのキャッチーなたとえってだけじゃなくて、内容がしっかりしている。
業界内でもてはやされている老師にはできないね。
老師の悪口を言いはじめると敵ふやしますよ。
悪口じゃないもん！ホントだもん！
いや、まぁ、そんなかんじで。
この本を読んでもらった後は
是非『仏教思想のゼロポイント』を読んでください！
この本の立ち位置としては
『仏教思想のゼロポイント』の前段階（６章以前）で
おそらく本当に作者が伝えたいことはその後。
それを知るためにもこの本は読んでほしいですね。
「仏教のアレ」運営してるお坊さんです。禅とか修行ってそろそろアレじゃない？って思ってます。
