仏教文化って色々ですよね。 葬式、法要、法話、行事など日本人には 親しみ深い仏教文化を、海外からの視点で考えてみました。 日本文化についての仏教はまだ話してません! でも海外では全く違う形の文化が成長しています。 |
仏教最強決定戦!?
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仏教の提供する様々な祭式、生活様式が
文化の中で消費者に取捨選択されてゆく
仏教コンテンツの適者生存のことです!
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いまいちピンときませんが
それがどうしたんですか?
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その新たな最強決定戦について考えてみたいんです。
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最強決定戦は既に起こっている…?
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アメリカをはじめとする海外では
すでに最強決定戦は
終わっています。
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仏教を輸入する段階で
彼らはうるさいくらいに
“なんの役に立つのか”
を問いただしてきましたからね。
仏教のどの部分が人に利益をもたらすのか
すでにそれなりの結論が生まれていると思います。
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“Buddhism”という未知の宗教文化に対して
欧米諸国では、20世紀の間
その用法と効果が厳密に問われてきました。
いまでも海外の仏教系サイトを見ると
チベット密教、東南アジアのテーラワーダ仏教、
禅と大乗仏教、など、およそ仏教と呼ばれる
ほとんどの大枠をジャンル分けして同時に扱っています。
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彼らからしたら仏教なんて
“よくわからないけどアジアで主流の文化”
でしかないですからね。
仏教をどういう形で生活に取り入れるかは
個人の選択で自由に選ばれている気がします。
新しい仏教文化はとても自由
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とってもカオスな仏教文化
が成立しているのは注目すべきです。
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昼は禅センターで作務をしながら交流し
夜はチベット密教の勉強をすることで
良い恋愛をしよう。
みたいなことですね?(笑)
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およそ仏教が文化として根付いている国であれば
仏教を生かして人生の指針を探すことはあっても、
様々な宗派にまたがって手広くやることはなかなか難しいです。
ましてやそれを
恋愛やキャリアアップについての問題解決の為にするなんて、
それを修行とするお坊さんは
おそらく日本にはいないと思います。(笑)
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あたりまえの文化の上に成り立ってますからね。
もちろん自分の欲張りのために修行することも
厳しく、いましめられています。
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それは仏を本気で目指すのであれば必要不可欠であるからこそ
日本仏教には“よそ見をしない”、“利益を求めない”やり方が
義務付けられてきました。
ですが、このアメリカの現状を見ていると、どうしてもこう思うのです。
あれ?これ日本もこうなるのでは?と。
無視できないスーパールーキー
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うーん。そうかもしれない。
たしかに海外の、特にアメリカの仏教文化の
力強さと勢いには、ちょっと恐ろしいものを感じるよね。
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アメリカはこれまでの間に世界中から集めた仏教文化と、
日本から渡っていった僧侶などの専門家によって
独自の仏教文化をすでに確立しているわけです。
日本が現代ではしっかり考えていない
仏教最強決定戦をしっかり行ったことは
明らかに注目に値することです。
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日本にはできなかった事をしっかりやった、
ということは確かです。
その結果、代表として有名になったのが、
最近では耳にすることも多くなった
「マインドフルネス」
ですね。
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“どのように自分の人生に利益があるのか”
を前提として問いただされた仏教が、
必然的に落ち着いた
“最新最強の仏教文化”です。
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そのコンテンツを伝えてきたわけですが、
アメリカ特有の人生哲学によって生まれたのが
“マインドフルネス”の流行だと言えます。
つまり、瞑想によって自分についての理解と、
身心の効率的な運用を身につけるための
“トレーニング”です。
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そのトレーニング的な見方が、本来仏教の最も嫌う
修行の誤解だったんだよね。
修行はあくまで利益を求めず、ただやるべきことをやる。
今ここの自分をはずれないように丁寧に行じてゆく。
というのが基本のキ、なわけですから。
「トレーニングして成長したらもっとワガママ言える」
というような考えでは修行はできないというのが常識です。
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今道宣さんの言った正しい修行観、
それって、あくまで
「仏を目指す」お坊さんの話ですよね?
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人の役に立たないなら文化にならない
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お坊さんを増やす以上に、まず文化に根付く必要がありました。
そのため、必然的にこの考えが浮かんだと思います。
「お坊さんにならない人が仏教で何を得するの?」
この質問に答えるのがすなわちその国の仏教文化です。
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日本で言ったら「葬式」なんかの事ですか。
仏教文化は確かにお坊さん以外の人を
中心として形作られていきます。
葬式も、人々の生活に貢献しているかどうかと言えば、
そうとらえる人は段々減ってきていると思います。
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言ってしまえば、海外の彼らから見て
その日本の「葬式」なんて、
珍しい民族神話や死生観にもとづいて行う
民族特有の儀式でしかないですよね?
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「人生をうまく生きたい」
「自分を成長させたい」
そんな希望にこたえる
一番売れる仏教を。
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新たに仏教がその国に根付くために生んだ
最新の仏教文化だということですね…。
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しかもマインドフルネスはすでに、
仏教最強決定戦を勝ち抜いたチャンピオンです。
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もちろん元からマインドフルネスとして
参戦したというわけではなく、
むしろ他と戦い、交じり合いながら、全く新しい形になって
生まれたというべきですが。
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強烈な影響を、日本仏教に及ぼすであろう巨大な文化の誕生です。
では次回は、日本の文化のこれからについてお話ししましょう。
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まとめ
- アメリカでは既に仏教は新しい形になっている
- 仏教最強決定戦は日本では長らく行われていない
- 何らかの形で人の役に立たなければ仏教文化は生まれない
海外の仏教についてはコチラもどうぞ!(↓)
次回はこちら!
この仏教最強決定戦って……?