AIが悟りをひらいたら… おそらくビジュアルノベルゲームとしては 初の設定として作られたであろうスマホゲーム 『マーシフルガール』のご紹介です。 |
これやってました。
萌えゲーム?
ビジュアルノベルゲームです。
このAIの見た目こそ萌え絵ですが、
シナリオはかなり本格的でしたよ。
どんなシナリオなんですか?
ビックデータと接続したアンドロイドを試作したら、
悟りをひらいた。
っていう話です。
つまりお釈迦さんがAIになったら…って話ですね。
お坊さんのお仕事激減して、とても助かりそうです^^
見た目ただの美少女ですが…?
見た目は主人公の趣味らしいですが、
可愛い見た目に反して、
気持ちいいくらいに悟り切った発言ばかりして笑えますよ。
つまりお釈迦さんみたいに、
主人公を悟りへ導く、っていうシナリオですか?
基本的な仏教の根幹を踏まえて
主人公と会話をするので、
勝手に主人公が仏教的な世界観を学んでは行くのですが、
それがモヤモヤとしているうちに
人生の問題や死と向き合ってゆくお話です。
人生についての重要な視点を考えさせられますが、
死や生き方だけでなく、葬儀などを今まで通り行うことや、
死後の手続きなどに疑問を持っている方にもオススメです。
おもしろそうですね!
特に、これについては素直に感心したのですが、
序盤の間は、AIが語る仏教知識に、
混乱の少ない原始仏教の文脈をつかって、
中盤からは看取りや葬儀などの
日本文化と関わりが深い
禅の思想を主につかっているんですよ。
原始仏教と禅の使いどころを意識しながら
違う文脈を使ってもなお、シナリオの整合性を保つとは…
開発した方は、かなり仏教に造詣深い方なんでしょうね。
禅とか、特に輪廻の名前が付いたゲームなんて
僕はじめて見ましたよ…!(笑)
仏教的こだわりを随所に感じたので
おもしろいのに加えて興味深かったです。
作者の方、
おそらくかなり真面目に仏教を学んだ方なんでしょうね。
実は高名な僧侶だったりしてもおかしくないです。
僕もやってみます!
かなりリアルに “死と向き合う” 体験ができるので、
是非、じっくり味わってやることをオススメします!
※『マーシフルガール』で仏教に興味を持った方は、是非コチラもご覧ください。